人気ブログランキング | 話題のタグを見る

里山トロッコ列車に乗りました

里山トロッコ列車に乗りました_a0335890_12295556.jpg
これまで観光鉄道には積極的でなかった小湊鐡道ですが、時流に乗ってか2015年から観光列車として里山トロッコ列車を運行しています。今回訪れた日が運行日だったので乗車してきました。この魅力的な無人駅にも乗りたくなるようなポスターが掲示してありました。海士有木駅

里山トロッコ列車に乗りました_a0335890_12502455.jpg
トロッコ列車の運行区間は途中駅の上総牛久駅が始発となっています。運行区間ではないこの駅で駅舎を撮っていたら遠くからピョーと汽笛を鳴らしてトロッコ列車の送り込み回送列車がやって来ました。馬立駅

里山トロッコ列車に乗りました_a0335890_12502922.jpg
始発駅の上総牛久駅で発車を待つ里山トロッコ1号。機関車に牽引される客車は4両で前後2両が窓付きで中間の2両が窓なしとなっています。トロッコ車両乗車券は500円で、窓あり車両か窓なし車両を選んで購入します。

里山トロッコ列車に乗りました_a0335890_12504148.jpg
窓あり車両の内部の様子。天井はガラス張りで冷暖房付き。4人掛けボックス席が4列の小さくて可愛い車両です。

里山トロッコ列車に乗りました_a0335890_12504186.jpg
機関車は小湊鐡道で実際に走っていた小型の蒸気機関車の外観を忠実に再現したもので動力は最新式のディーゼル機関が搭載されています。運転室を覗くとクラシックな外観とは裏腹に現代的な佇まいとなっておりアニメの銀河鉄道999の機関車を連想してしまいました。ちなみに機関車の煙突からはダミーの煙を発生させる演出機能もあるそうです。

里山トロッコ列車に乗りました_a0335890_12504212.jpg
客車の後端にある立派なテールマークには季節の花を飾って走行するようで、今回訪れたときはアジサイが飾ってありました。里山トロッコ列車も嵐山や奥出雲のトロッコ列車と同様に復路は機関車が最後尾となって客車を押して走行します。

里山トロッコ列車に乗りました_a0335890_12504170.jpg
発車時刻になり上総牛久駅を発車する時は駅員さん総出で見送ってくれました。

里山トロッコ列車に乗りました_a0335890_12505489.jpg
時速30km/h以下で景色を堪能しながらゆっくりと走ります。車掌さんの詳しい案内放送があるので見どころを見逃すこともありません。

里山トロッコ列車に乗りました_a0335890_12505552.jpg
トロッコ車両の窓なし客車から鶴舞の1本木を逆流し撮りしてみました。

里山トロッコ列車に乗りました_a0335890_12505537.jpg
下車はできませんが上総久保駅で一旦停車があり大銀杏の説明がありました。

里山トロッコ列車に乗りました_a0335890_12505666.jpg
行き違い列車のため約5分間停車する里見駅。ここでは手作り弁当などの販売があってとても賑わっていました。

里山トロッコ列車に乗りました_a0335890_12505485.jpg
終点に近づくと雨脚が強くなり窓なし車両の中まで雨が降りこんできました。雨の中、今の時期の沿線の花アジサイを楽しむのも良い感じでした。

里山トロッコ列車に乗りました_a0335890_12505444.jpg
約1時間の乗車で終点の養老渓谷駅に到着した里山トロッコ1号。13分後には折り返し里山トロッコ2号として発車します。
乗車してみて観光鉄道としてはまだ手馴れていない感じも見受けられる里山トロッコ列車でしたが、日本中で増えてきた同じような観光列車の模倣をしなくても車窓風景と鉄道施設自体に魅力がある小湊鐡道ですからこのまま素朴にやっていってもらうのが良いのではないかと思いました。


by cimedfax | 2017-06-22 19:45 | Comments(0)


<< 運気上昇金箔の間 鶴舞の1本木を撮りに行く >>